以前の記事「スリープとかで ssh 接続が切れてしまうのが面倒なので mosh を導入」で、mosh を紹介した。mosh を導入すれば、リモートサーバに ssh 接続して手元の PC をスリープさせても、スリープ復帰後、そのまま切断されることなく、リモートサーバに ssh 接続されたままになる。
とても便利なんだが、イマイチなところがあって、ターミナルアプリでスクロールができないのが不便。ってことで、たとえば npx gulp など watch 系のことをやるときなどでは mosh で接続。それ以外いろいろ作業をするときは 普通に ssh で接続していた。
まあ、それで特に不便は感じなかったんだけど、 mosh では Autin とかで表示が崩れたりする。やはりちょっとすっきりしないなということで、mosh の代替となるのを探してみた。
すると、「Eternal Terminal」、略して ET が良さげということで、導入してみた。導入するのは てWindows 機の WSL2 の Ubuntu。Github に記載されてるとおり、以下でインストールする。
$ sudo add-apt-repository ppa:jgmath2000/et
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install et
Ubuntu では用意されていないので、repository を追加したうえで、インストールするということで、これで無事インストール。おそらく、~/.ssh/config の情報を読み取ってくれると思うので、早速
$ et hoge
(もちろん hoge は ~/.ssh/config で設定している Host)で接続を試みる。すると、
$ Could not reach the ET server: xxx.xx.xx.xxx:2022
と出るので、リモートサーバのポート 2022 を開けてやる。再びやってみるが、同じエラーが表示される。ああ、リモートにも入れる必要あるかということで、リモートサーバも Ubuntu なので、上記の方法で、インストール。これで
$ et hoge
で無事接続できた。
スクロールも問題なく出来るし、表示くずれなども今のところなし。もちろん、PC をスリープさせても、切れ目を感じることなく、接続できている。おお、これは快適に使えそうだ。
Cygwin のパッケージでは用意されていないようだね。コンパイルしてみるかな。